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雪深い村はずれの一軒家。
以前、傷ついた鶴を助けてやったことのある貧しい与ひょうのもとに、美しい女房のつうがやってくる。
つうは与ひょうを喜ばせようと、夜中に美しい一枚の布を織って彼に渡すが、それが都で大評判になったので、金儲けをたくらむ惣どと運ずは与ひょうを そそのかし、つうに布を織らせようとする。
布を織るたびにしだいにやせ衰えていくつう。
やがて織っているところを与ひょうにのぞかれ、鶴であることを知られたつうは、もはや人間の世界にはいられず、夕空の彼方へ飛び去っていく。

「鶴の恩返し」のような話は東北地方を中心に全国で伝承されておりますが、その内容はどれも少しずつ違います。童話などで私たちが読んだことのある 「鶴の恩返し」は、1949年に戯曲作家の木下順二が発表した「夕鶴」という物語が基となっています。
「夕鶴」は青年"よひょう"と鶴の"つう"の愛情と人間本来の欲を描いた作品です。