《2025年9月中旬》
まだ気温が高いので稲穂は緑色ですが今年もしっかりとした実りを感じられます。
夏の間、ほとんど降らなかった雨も、最近ようやく降る日が増えてきましたが、降ればゲリラ豪雨のようで本来求めるシトシト雨が少ないのです。
昌清水田も稲刈りまで一ヶ月ちょっとになり稲穂もしっかりしてきました。
▲畦の草は短期間ですぐに伸びますから
▼すっきりと草刈します。
にこまる品種は晩生品種といわれ栽培期間が長いのが特徴です。
世間では、9月から早生品種の新米がではじめていますが、いずれにせよ今年も猛暑や雨不足、そして高齢化による耕作放棄などで米不足は解消されそうにないです。
お米の価格が高くなってもお米農家が増えないのは、お米農家で生計をたてるには沢山の課題があり、大規模で栽培したりしないと生活できないためです。
日本の農業は、ほとんどが中山間地域です。この中山間地域の農家が里山をまもり手入れをするので、これまで、人が住む宅地までは熊や鹿が来ませんでした。
現在は年々農家が減り、里山もなくなり、日本人が何百年も培ってきた稲作が凄い早さで消滅しています。
昌清水田は、そんな里山の一つで山と人を繋ぐ大切な水田です。
今年もあと少しで稲刈り時期となりますが、美味しい新米が穫れるように願っています。