ログイン
昌清水田歳時記
《2024年12月下旬》
収穫も終わり、寒さも厳しい冬から田植えの準備は始まります。 今年の冬は本当に雨が少なく過去に前例がないくらいの晴天続きですが、12月に入り寒さが続き霜も降り始めました。
収穫が終わった時点から次の年の作付けが始まっていると言っても過言ではありません。土作りが農業にとっては一番大切だからです。
12月の作業は、はじめに荒起こし作業を行います。
水田が乾燥している間にトラクターを使い荒起しすることで、稲刈り後の稲株や籾殻などを水田にスキ込む(土を反転させてかき混ぜる)ことができます。 
    
荒起し後は寒さにあてて水田のガス抜きや霜が降りることで、土が柔らかくなり空気を取り込みます。空気と土が上手く混ざると有機物の分解を促進しします。

例年より早めに荒起しすることで、冬眠しているジャンボタニシを寒さにあてて凍死させることもできるからです。
また、今年の収穫した新米を無農薬検査に出してみました。

無農薬栽培するには、上流に他水田がなく、生活排水や産業廃棄物汚染水が流入しないなど数少ない選ばれた水田しか完全無農薬栽培を行うことはできません。

検査結果は農薬250項目、全て検出されずでした。
完全に無農薬であることが検査機関により証明できました。


種まきから全く農薬を使用せずに、有機肥料で栽培した昌清水田の【にこまる】が、安心安全で美味しく食べれる新米になり本当に良かったです。

来年も引き続き無農薬で美味しいお米作りが出来るように、頑張ります。
新規会員登録