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昌清水田歳時記
《2021年10月下旬》
脱穀して生じた籾殻は畑に散布して草おさえで使用したり水田に戻して肥料にしたりします。害虫も自然の生態系に委ねます。
<籾殻の活用>
籾殻で畑の草おさえをするのは、野菜やお茶の木の根本に籾殻を撒くことで地面を隠し、雑草を生えさせない、保温効果、土の乾燥対策として保湿効果があります。

また、畑の作物の収穫が終わりましたら、土に混ぜ込むことで肥料にもなります。

籾殻は、燻製して炭にすると更に土作りにかかせない原料のくん炭になり大活躍します。
<害虫>
7月に紹介したジャンボタニシは、侵略的外来種ワースト100に定められている大変危険な侵略的外来種ですので、捕獲器を使用したり、見つけ次第除去したり、卵を孵化させないようにしたりします。完全に駆除するのが理想なのですが難しいのが現状ではあります。

一方で、カメムシなどの在来害虫は、積極的除去はぜず、基本的に自然環境に任せます。
カメムシの生息環境を草刈りしないようにしておき、無農薬栽培の水田では、他の昆虫やカマキリ、カエルなども数多く生息しているので自然生態系の中で害虫駆除にも活躍してくれます。
左:侵略的外来種のジャンボタニシの卵
右:在来の農業害虫 カメムシ
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