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『ananの嘘』 著:酒井順子
未電子書籍化
印刷書籍定価:1,300円
著者:酒井順子/ ジャンル:対談/ 出版社:マガジンハウス/初版:2017/03/22

本の紹介

日本の女性誌の歴史のすべてが、ここにある!?
創刊から2000号までの45年。アンアンが教えてくれた、
女の生き方、そのホンネや裏側に迫ります!

1970年に創刊し、2016年4月に2000号を迎えたアンアン。
その長く濃い歩みは、まさに、日本女性の生き方の変遷や、
女性誌の歴史そのものだと言えるのではないでしょうか。
幅広い年代の読者にとって、
それぞれが、それぞれの思い出をもって、
自分の青春時代と重ね合せることのできる稀有な存在。

時にはアンアンが提案した流行にワクワクし、
夢中になって、マネをしたり……。
もしかしたら時には踊らされ、
ダマされた(!)こともあるのかもしれません。

アンノン族から、ニュートラからスタイリストブーム、
ヌード、セックス、ダイエット、モテ、そしてスピリチュアルまで――。
雑誌の創刊から2000号までの道のりを、
エッセイスト酒井順子さんが、
愛をもって、ときに辛口で、丁寧にたどった約1年半の人気連載が、
一冊になって登場です!

巻末スペシャル対談では、アンアンの象徴的な存在である、
スピリチュアリストの江原啓之さんが登場!
アンアン読者の悩みや欲望の変遷に迫ります。
酒井順子著 (サカイジュンコ)
エッセイスト。1966年東京生まれ。 高校時代より雑誌『オリーブ』にコラムを寄稿し、大学卒業後、広告会社勤務を経て、エッセイ執筆に専念。2003年に刊行した『負け犬の遠吠え』はベストセラーとなり、婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞受賞。著書に『枕草子REMIX』『地震と独身』『裏が、幸せ。』『オリーブの罠』『ユーミンの罪』『中年だって生きている』『子の無い人生』『源氏姉妹』など多数。


レビュー

[学]Sクラス
パンダのように愛される雑誌の訳
頁をめくるたびに、懐かしい時代が甦り、その時代その時代を象徴する言葉が目に飛び込み、その当時の自分を重ね合せながら、もしくは知らなかった世の中の流れをも振り返れる著書でした。

やはり、45年もの間、ある種・・・
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頁をめくるたびに、懐かしい時代が甦り、その時代その時代を象徴する言葉が目に飛び込み、その当時の自分を重ね合せながら、もしくは知らなかった世の中の流れをも振り返れる著書でした。

やはり、45年もの間、ある種、時代と流行りを創ってきた寵児のan・anだなと感じ、
その歴史のなか、実は女性が知りたい好奇心や興味を素直に真面目に、いろんなアングルで向き合い、追究し、何にも媚びることなく、まっすぐに女性の生き方を模索してきた。そんな自立で生きようとする女性にエールを送る、ブレのなさが、長きに渡り牽引してきた由縁なのかなと感じました。

また、そのなか、しあわせを模索する女性に、ほんとのしあわせを提言、導いてこられてきた先生の光跡も、長きに渡って、an・anや女性を輝かせてきた一因であることを納得致しました。

かつてモスクワにいたパンダの名前が、いまや、愛される女性のための雑誌として、しっかり根づいた背景には、さまざまな、たくさんの方々の想いが積みかさってのことなんだなとも想いました。

しかし、いささか雑誌巻末の占い師広告のスゴさに驚嘆していた私でしたが、これも現世故の酸いも甘いもを知る、精神的大人の自律を教えて戴いていると静観しています。
2017年8月1日
6


[学]Sクラス
アンアンの歴史がよく分かる
江原先生が登場する以前のアンアンという雑誌は私にはまったく縁のない雑誌でしたが、本書を読んでその歴史がよく分りました。
2017年7月18日
5

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